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2007.01.15

俺のまんが道 第6話~黎明編~

絵はド下手ながらも丁寧には描いた原稿を持ち込みに行こうと
その時見た中で一番ギャグマンガに
力を入れてそうなヤンマガに電話を入れた。

持ち込みの日は緊張どころの騒ぎではなかった。
コーヒーを出されたが飲む気なんかになれない。
自信作には間違いなかったが、
なんせ生まれてはじめて漫画づくりのプロの人に
直接、自分の原稿を見てもらうのだから!

編集の人がページをめくるたびに顔色をうかがった。
そして読み終えた編集が言った一言。


『ワケ解んないっすね』

一瞬、時が止まった。
そしてその編集はすぐ自分にかかってきた電話をとるため
『ちょっとすみません』と言い残し席を外した。

『…ダメだった。。。』
頭の中は真っ白になっていた。
さっきまで宝石のように大事に扱ってた目の前の原稿が
紙クズに見えた。

しかし、用件を済ませて帰って来た編集から出た言葉は
『ワケ解んないけど…おもしろいっすね。』
???な…なんじゃそりゃ???

それからはいろいろホメられ、
またアドバイスもされながら時間は過ぎた。
そして最後に『どうします?この原稿。賞に出します?』
一応、他の雑誌にも持って行こうと思っていたので
正直、返答に困った。
すると編集が
『この漫画だったら他のとこ持って行っても
担当はつくと思いますよ。
なんなら僕も担当につきたいですもん』

この言葉でテンションが跳ね上がり、
漫画家になりたいのと担当がついてほしいのと
賞をとりたいのと今すぐにでも賞金がほしいのと
思考がグチャグチャに入り交じってしまい
『じゃ、じゃあ賞に出します!』
と思わず言ってしまったのだった。

2か月後、『2人暮らし』は月刊新人賞の佳作に入選した。

次回いよいよ最終回!
つづく
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